何気なくテレビを見ていたら、こんなニュースが飛び込んできました。
「ローソンがレジ自動化に向けてロボットを導入」
レジが無人!?マンガや映画の世界のような話ですよね。
店員さんがいないレジは寂しい気がしますが、ロボットなら機械だからお釣りを間違えるなどのミスや、強盗に狙われるなどの危険なこともなさそうです。気遣いが求められる袋詰めも自動でおこなってくれるのだとか。
さらに、人件費を削減することが出来るので経営者にとってメリットは多そうですね。
そんなレジの無人化と人件費削減の関係について、ご紹介していきたいと思います。
ロボット店員の時代
マンガのドラえもんみたいに、ロボットが私達の生活の一部として身近に感じられる機会が増えてきましたね。ロボット犬のAiboや感情を持つロボットPepper君など、かつてマンガや映画で見たような世界が現実になりつつあります。
それもそのはず、ロボットをもっともっと活用しようという動きは政府によって進められていることだったんです。
「ロボット導入実証事業」の概要
2015年2月に日本経済再生本部において決定された「ロボット新戦略」では、「ロボット革命」の実現に向けて、我が国として「世界一のロボット利活用社会」を目指すこととしています。
「ロボット導入実証事業」は、そのような幅広い分野でロボットが活用される社会の実現に向けて、ものづくり・サービスの分野のうち、これまでロボットが活用されてこなかった領域におけるロボット導入の実証や検証を進めていくための事業です。
出典:http://www.meti.go.jp/press/2016/08/20160805001/20160805001.html
様々な仕事にロボットを導入する取り組みは、2015年から始まっていたことだったんですね!人手が足りない仕事や作業の効率化など、ロボットを導入したいと考えている事業のなかには、申請すれば助成金が出る場合もあるようです。
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ローソンのレジもロボット店員!
出典:http://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1286382_2504.html
そしてついにローソンがレジを自動化し、店員さんの代わりにロボットが清算と袋詰めをおこなってくれるそうです。
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役会長CEO:玉塚元一/以下ローソン)とパナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀一宏/以下パナソニック)は、経済産業省の支援を得て次世代型コンビニエンスストアの実験店舗「ローソンパナソニック前店」(大阪府守口市)において、2016年12月12日より業界初となる完全自動セルフレジ機「レジロボ®」の実証実験を開始します。2017年2月にはRFID(電子タグ)を導入した実証実験を行う予定です。将来的には精算時のスキャン登録を無くしたスピーディな精算でお客様の利便性を向上します。
ローソンは、複雑化する店舗業務の効率化を目指す生産性革命を進めています。今回導入する「レジロボ®」は、お客様ご自身でバーコードをスキャンした商品を専用の「スマートバスケット®」に入れ、バスケットごと専用レジに設置するだけで自動的に精算と袋詰めをするシステムです。店員がレジで商品のスキャン登録や袋詰めをする必要がないため、店舗オペレーションの省力化につながります。今後は、バーコードの代わりに、通信情報のやり取りができる、商品スキャンの必要のない電子タグのRFIDを取り付け、お客様の利便性向上と生産性向上を図ってまいります。
出典:http://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1286382_2504.html
ローソンが導入するロボットは大手電機メーカーのパナソニックが開発した製品なんですね。大阪にあるローソンパナソニック前店で、2016年12月12日から試験的に導入し、検証しているようです。
あくまでロボットが自動化してくれるのは清算と袋詰めで、お客さん自身がバーコードをスキャンする必要があるみたいですが、スーパーのセルフレジと少し似ていますね。子どもの「やりたい!」という声が聞こえてきそうです。
また、後にはバーコードスキャンをする必要のない電子タグを導入し、さらに自動化することでレジスピードを向上していくようです。
袋詰め自動化で人件費削減
出典:http://www.e-aidem.com/
ローソンに限らず、コンビニを経営していくなかで重要なのが「経費コントロール」だと言われています。そのうち3大経費と呼ばれる、大きな割合を占める経費のひとつが人件費です。
- 人件費
- 廃棄ロス
- 品減り(棚卸し減耗損)
レジにロボットを導入することで、レジ担当の店員さんの負担や人数を減らすことができるため、その分の人件費削減に繋がるということですね。
これまで、人件費削減は考えたけど、ただ人がいなくなるだけではサービスの質が低下してしまうと考えて、踏み切れずに苦しい経営をしてきたオーナーさんも居ると思います。
そんな人も、ロボットの正確さを活用すればレジスピードを向上させ、サービスの質を落とさずにすみますね。袋詰めはスキルや気遣いが求められますから、自動化すればクレームを減らせるかもしれません。
まとめ
ローソンがレジにロボットを導入すると知ってとても驚きましたが、自動化することで清算や袋詰めのスピードが向上し、店員さんへのクレームを減らせるほか、人件費削減にも繋がりますよね。
サービスの質を低下させずに経費をコントロールできるとあって、2016年12月12日より大阪のローソン店舗で試験的に導入が始まっています。
今後全国的に広がっていくと思いますが、近くの店舗に導入される日がちょっぴり楽しみです。